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2005年6月22日 (水曜日)

日本の対北援助食糧横流しの実態

NGO(非政府組織)「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」は、21日ソウルで記者会見し、日本が北朝鮮に援助した米が、北の一般国民に渡ることなく横流しされて高値で売られているとして、その映像を公開した。この援助米は、昨年5月小泉首相が2度目の訪朝のとき表明した「25万トンの食糧援助」の一部とされている。

RENK速報 No.8(2005年 6月21日)
北朝鮮民主化目指す脱北青年が激写した北朝鮮内部画像
日本の対北援助の実態が初めて映像に!
  RENKのWebサイト(URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/renkflashno8.htm)より

日本の援助米が市場で売られる映像米の袋にWFP(世界食糧計画)の紋章と日の丸が写っている 同、RENKのWebサイト(URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/renkflashno8.htm)より

これまでTVなどでも、海外からの北朝鮮への援助食糧が、横流しされている映像は報道されていたが、日本の援助物資が写っているものは初めてなので、今日の話題とした。
この情報によれば、米は1kgあたり1,000ウォン(名目上の月収の3分の1)という額で売られていたそうである。RENKとしては、「丸投げ方式」の日本政府や国際機関を批判している。まあそれもそうかもしれんが、それにしても自国民が飢えてここ十年くらい大量の餓死者を出しているこの期に及んで、国の食糧難を改善することなんか頭になく、タダでもらったものに高額の値段をつけて金を儲けることを考える北朝鮮当局関係者ってのも大した神経だぜ・・・。まさに想像の斜め上をイってしまってる国である。

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2005年6月15日 (水曜日)

台湾の「少数民族出身」議員、靖国神社に来る

まだしばらく自宅には寝に帰る生活が続く施設長だが、この話題は記事にしておきたい。
当施設4月9日付け記事「台湾の政党党首による靖国参拝の反響(その2)」で触れた、台湾の「少数民族出身の」立法議員(=国会議員にあたる)、高金素梅氏一行が、14日午前、2度目の抗議のパフォーマンスを行うため、靖国神社を訪れた。それを取り上げたマスメディアの論調を見てみよう。

分祀求める儀式を中止 靖国神社で台湾先住民  朝日新聞(6/14)
靖国神社の訪問を断念 台湾先住民、右翼の妨害で  共同通信(6/14)
「合祀の霊、取り戻したい」=台湾先住民訴え-靖国での儀式できず  時事通信(6/14)
>周辺に右翼団体とみられる数十人が詰め掛け、実現できなかった。
<靖国神社>旧日本軍の台湾人遺族ら「還我祖霊」の儀式断念   毎日新聞(6/14)
>右翼団体とのトラブルを避けるため、中止した。参加者の原住民らは「霊を持って返ろうと思ったが、実現せずに残念」と涙ながらに訴えた。

まあ、右翼ってなんて酷いことする人たちなんだ。さて、例によって一方的にそんなイメージ一色の触れられ方なわけだが。
先日の記事で高金素梅氏の素性についてはすでに説明した。同じ台湾人、およびその支援者による「台湾の声」を見てみよう。

件名:「台湾の声」【レポート】高金素梅、敗れ去る メルマガ「台湾の声」
>すでに日本や台湾のメディアはこれを報じているが、多くは高金素梅の話を真に受け、またはその側についての見方であり、誤解も多く、多くの点でこのレポートと異なっていることを前置きしたい。

確かに読むとマスメディアの情報と随分と違う印象である。右翼団体と言える人たちもいたのかもしれないが、少なくともそれだけではない。そういえば、あの朝日新聞がいつもなら必ず「右翼団体」と書くはずなのに、14日の朝日の記事にはその文字がない(ただし、それでも靖国擁護側を「政治団体」、抗議側を「市民団体」と書く印象操作は相変わらずである)。一方、反日勢力側の「後ろ盾」が見え隠れしているようである。驚くのは、14日の「台湾の声」の記事のもうひとつだ。転送歓迎とあるので、全文掲載する。

件名:「台湾の声」【情報】親中反日の手先・高金素梅 メルマガ「台湾の声」
>【情報】親中反日の手先・高金素梅
>
>転送歓迎
>
>高金素梅氏が、日本基督教団信濃町教会で集会を持った際の
>主催団体である、「カトリック正義と平和協議会」は、朝鮮総連の
>日本赤化組織であることが判明しております。これは、本年再度発
>火した『女性国際戦犯法廷』の主催者であるvaww-net-japanの出自
>を調べることから判明しております。
>
>詳細は以下のページをご覧ください。
>
>http://www.nomusan.com/~essay/essay_vatican_17.html

高金素梅氏一行は来日した13日、「カトリック正義と平和協議会」というところが主催となって、日本基督教団信濃町教会で集会を行った。キリスト教関係のとこってんならまあ関係なさそう・・・と思ってしまうが、この、「カトリック正義と平和協議会」という団体は、なんと朝鮮総連の下部組織だというのである。
またしてもマスメディアが伝える情報との対比が面白すぎるニュースでした。

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2005年6月 3日 (金曜日)

日本のEEZ内で違法操業の韓国漁船をめぐり日韓巡視船が40時間にわたりにらみ合い

事の発端は、31日夜、対馬沖の日本のEEZ内で不法操業している韓国漁船3隻を対馬海上保安部の巡視艇「たつぐも」が発見したことから始まる。「たつぐも」はこのうちの1隻である韓国のアナゴ漁船「シンプン」(乗員10人)に立ち入り検査をしようとしたところ、「シンプン」は海上保安官2人を乗せたまま逃走を開始した。2時間半の追跡後停船したが、韓国・海洋警察庁の警備艦も駆けつけ日韓双方の巡視船が「シンプン」に横付けする形となった。海上保安庁は、漁業法違反容疑で「シンプン」の船長の身柄引き渡しを要求したが、韓国側はこれを拒否、双方の巡視船のにらみ合いが40時間に渡って続けられる事態となった。

で、まあ結末は施設長予想の結果であった(呆)。膠着状態になった時点で、おそらく事態は現場を離れ外交ルートによる交渉になったと思われる。結局、犯人引渡しはならず日本側撤収という結末であった。
一応、漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を認める書類と、50万円の担保金を支払う保証書を提出するという条件で、ということだったと伝えられているが、韓国側の論調はだいぶ違う。

韓国漁船:合意文には暴行謝罪と賠償要求も 韓国側発表  毎日新聞(6/3)

「シンプン」の漁船員は、日本のEEZ内侵犯についてはすっとぼけた言い訳を並べた挙句、日本の海上保安官に暴行されけがをした、と証言、逆に日本に謝罪と賠償を要求する、という話しになっているようである。文字通り、盗人猛々しいとはこのことだが、今回の結末に対する第7管区海上保安本部のコメントがある。

◆7管「残念だ」  読売新聞(九州地方版、5/6)
> 7管幹部は「今回のような行為がまかり通れば、現場は混乱に陥る。残念だ。韓国には、日本の主権を侵した船舶を取り調べる根拠法令がないはずで、どのような法律に基づいた行為なのか明示すべきだ」と疑問を投げかけた。

ちなみに、この海域での日韓の軋轢はこんな過去もある。以前、竹島問題を取り上げたとき触れたが1952年に韓国側は一方的にいわゆる「李承晩ライン」を宣言、その内側に入った日本漁船を韓国側の巡視船が不法に拿捕、銃撃するなどの事件が多発した。それらは1965年に日韓基本条約調印まで続けられ、抑留された日本人が3929人、拿捕された船の数が328隻(多くは返還されず)、銃撃事件では合計44人の死傷者が出ている。もちろんこれらに対し謝罪や賠償などあるわけがない。
今回の事件で外交ルートでの交渉をした日本側の関係者は、これらの過去なども知っていて今回の決定をしたのか聞いてみたいものである。

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