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2007年4月25日 (水曜日)

書籍紹介:「朝日新聞のトンデモ読者投稿」

立ち読みでたまたま発見し、バカウケしたので速攻紹介する。
知られているところではよく知られていることなのだが、新聞の読者投稿欄とは、少なくともいくつかのメディアにとっては、実は社説など以上に「報道」の一線を超え「政治宣伝」と化しうる場所なのである。あくまで読者の投稿であり、新聞社自身の主張ではない。よって新聞社がその言論に責任は持たない。だが、もちろん投稿を選んで採用するのは新聞社。そこには記者の書く記事には現れない、その新聞社のもっと「ほんとは言いたいもっと踏み込んだ主張」がちらほらと現れる、ぶっちゃけて言えばその新聞社の持つ電波度がより感度良く受信できる場所と言ってもよい。
まあ、見てほしい。強烈な電波の一例を。

>「東京の休日」させたかった 会社社長 志村 淳 (山梨県大月市 56歳)
>金総書記の長男・正男氏とみられる人物の「お忍び旅行」は失敗に終わりました。思わずヘップバーンの「ローマの休日」と重ね合わせてしまいました。もし、私が正男氏だったなら、まず渋谷界隈のカリスマ美容室へ飛び込み、・・・(中略)・・・、最後の日には家族みんなでディズニーランドへ。・・・(後略)
>朝日新聞 2001年5月8日 東京版「声」欄
 (本書、p.14)

これはもちろん、2001年5月1日、北朝鮮の金正日総書記の長男の金正男氏と見られる人物が偽造パスポートで日本に不正入国、成田空港で身柄を拘束された時のこと。取調べに対して金正男氏と見られる人物が「ディズニーランドに行く予定だった」と発言した話が有名となった件である。
まあここまでくると、単なる頭のおかしい人の文章としか思えないが、記事に採用することを判断した新聞社は、この投稿記事で果たして一体何を言いたかったのか。

本書は、2ちゃんねるマスコミ板で有名なスレッドの「まとめサイト」で集められた情報がついに本になったというものである。著者はまえがきで、「反マスコミ本にありがちな重いテーマを扱ったものと勘違いされるかもしれませんが、内容は全体に軽めの構成になっております。ちょっとした時間つぶし感覚で本書を手に取って頂ければ幸いに存じます。」と言う。確かにノリの軽さはその通りだが、どうしてなかなか。この資料の蓄積度、それからコラムで、これらマスコミ電波を読み解くための基礎知識の説明、紹介される数々の関連エピソードなど、これは充分良書だ。これらの内容がより読みやすい形でネットの外にブレイクする動きは歓迎したい。

目次より:
まえがき・本書に入る前に覚えておきたい、トンデモ投稿にも役立つ3つのガイドライン
第1章、2001年までのトンデモ投稿
第2章、2002年までのトンデモ投稿
第3章、2003年までのトンデモ投稿
第4章、2004年までのトンデモ投稿
第5章、2005年までのトンデモ投稿
第6章、2006年までのトンデモ投稿
第7章、2007年までのトンデモ投稿
コラム・
投稿を楽しむための基礎知識
メディアが危惧する日本の右傾化
自称、高級紙の奇妙な社説たち
朝日新聞電波投稿者の再生産
投稿と社説の"甘い"関係
「天下の」朝日新聞を創作四字熟語で遊んでみました
マスコミの黒歴史
伝説の赤井邦道に続け!!
朝日新聞のトンデモ歌壇
「サヨク叩き」批評
朝日新聞で読む靖国問題 ~あとがきに代えて~

「朝日新聞のトンデモ読者投稿」 朝南政昭著 晋遊舎 定価1000円(本体952円)

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2007年4月 8日 (日曜日)

千代田のさくらまつり(3/31)

さて、今年も行って参りました。恒例の花見@靖国神社です。そしてまたちょっと飲み過ぎました・・・。○| ̄|_
でも桜はいいですね。夜桜も撮りました。今日はとりあえず写真のみの記事で。

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慰安婦問題、ウソを百回唱えて真実に?補足

前記事に続けて、興味深いニュースがあったので記事にしておこう。

「慰安婦」追及のホンダ議員 中国系の献金突出 産経新聞(3/15)

>【ワシントン=古森義久】米国議会で「慰安婦」問題での日本糾弾決議案を推進するマイク・ホンダ下院議員がこれまでの選挙で中国系からの政治献金への依存度が異様に高い事実が14日までに判明した。
中国系献金者には中国当局ともつながる在米反日団体の幹部たち多数が名を連ねており、ホンダ議員自身の日本の「戦争責任」追及には長年、これら中国系団体との密接な連携があったことも明らかとなった。

ウソを百回唱えて真実にしようとする動きを進める勢力が誰か、これもわかっていることなのである。

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慰安婦問題、ウソを百回唱えて真実に?

米下院で「慰安婦」問題で日本に謝罪を求める決議案が出ている件がここ何日かニュースで伝えられている。

【主張】慰安婦問題 偽史の放置は禍根を残す 産経新聞社説(3/10)
>米国下院の慰安婦非難決議案と米紙の誤りには、首相が出るまでもなく、その都度、日本政府として訂正を求めるべきだ。歴史事実の誤認や誇張をそのまま放置すると、偽史が独り歩きし後世に禍根を残す。

安倍首相は「もし決議案が採択されても謝罪しない」と発言したことが内外で話題となっているが、施設長的には安倍首相のこの発言にはひとまず安心というところである。かつて「ウソも百回言えば真実になる」 と言ったのはナチス宣伝相のヨーゼフ・ゲッベルスだが、日本人はどうもそのことに対する危機意識に疎い。今回の件に安易に謝罪などしたらどうなるか、今日は米議会の聴聞会で証言した元慰安婦3人の問題の証言内容等を見てみよう。

米議会で初の‘慰安婦聴聞会’…韓国・オランダ人女性3人が証言 韓国・中央日報(2/16)
>最初に証言した李容洙さんは「1944年の16歳の時に台湾に慰安婦として連行され、3年間にわたり日本軍に性的にもてあそばれた」

さて、これに対し同じ人物の別のときの証言と比較してみる。

元「慰安婦」へ補償を 参院議長らに法案成立要請 しんぶん赤旗 (2002/6/26)
>韓国の李容洙さん(74)は、十四歳で銃剣をつき付けられて連れてこられたこと、拒むと殴られ、電気による拷問を受けて死にかけたことなどを話し

そう、強制連行された年齢が米議会での証言と違うのである。そもそも米議会の証言で1944年に連行され3年間台湾で慰安婦をさせられたのなら、終戦後も日本軍が去った台湾で慰安婦を続けていたことになる。ちなみに小林よしのり氏が「戦争論2」の中で指摘している例などが有名だが、このように「強制連行された」と証言する元慰安婦で、インタビュー時期の違うニュースソースで比較すると証言内容が二転三転変わり、また内容に不自然な点が見られるような例は他にも複数ある。つまりこれらの証言なるものは虚言と見ていい。
さて、次の証言者はどうか、

米議会で初の‘慰安婦聴聞会’…韓国・オランダ人女性3人が証言 韓国・中央日報(2/16)
>続いて、16歳だった42年に中国に連行された金君子さんが証言した。

「連行された」とあるがこの証言についても、別の時の同人物の証言ではこうある。

<戦後60年 戦禍の記憶>語り継ぐ心(3) ナヌムの家(韓国) 「本当の謝罪聞きたい」 北海道新聞(2005/6/23)
>幼いとき両親をなくした金さんは、六十数年前、日本植民地時代の韓国江原道で、養女に出された。ある日、養父から「お使いに行っておくれ」と言われて、汽車に乗せられた。女性たちがたくさんいて、兵隊の姿も見えた。

これを読む限りでは騙されて慰安婦にされた可能性はあるとして、このときの証言ではどこをどう見ても強制連行されたとは言っていない。つまり、このケースについては日本が責められるいわれはゼロということになる。
最後は、三人目のオランダ人の元慰安婦の証言である。

米議会で初の‘慰安婦聴聞会’…韓国・オランダ人女性3人が証言 韓国・中央日報(2/16)
>オランダ植民支配下のインドネシアで生まれたオハーンさんは19歳だった42年、日本軍がインドネシアを占領した後、収容所に入れられた。

このケースは「スマラン慰安所事件」と呼ばれ、戦時中日本軍占領下のインドネシア・ジャワ島でオランダ人女性が慰安婦をさせられたとされ、唯一日本軍による強制性の証拠があった(らしい)とされている事件である。

慰安婦問題 対日非難は蒸し返し 産経新聞(3/10)
>【ワシントン=古森義久】米国議会の一部やニューヨーク・タイムズが「慰安婦」非難で日本軍の強制徴用の最大例として強調するオランダ人女性のケースは実際には日本軍上層部の方針に逆らった末端の将兵が勝手に連行し、その違法行為が発覚してすぐ日本軍自身により停止されていた事実が明らかとなった。しかもこの違法の性的徴用の責任者たちは戦後の軍事裁判で死刑を含む厳刑に処されており、今回の日本非難はすでに責任のとられた案件の蒸し返しとなっている。

まず、当時インドネシア・ジャワ島に駐留していた日本軍は慰安所の開設には慰安婦本人の同意を署名でとることを指示している。これに一部の部隊に違反があったとされている件であり、事実だとしても一般犯罪である。しかも戦後オランダによる戦犯裁判で責任者とされる人物は厳罰に処せられている。オランダの戦犯裁判についてもかなりツッコミどころはあるのだが、それを置いておいて事実だったとしても、そもそも半世紀以上前に既に責任は取られた事件の蒸し返しなのである。

以上の通り、これらの件に関する限りよく調べれば日本が謝罪させられるいわれはないものばかりである。米議会での「従軍慰安婦」問題の対日非難決議案というのはこの10年で何度も執拗に提出されている。いずれもそのたびに廃案となり可決されたことはこれまでのところは一度もない。しかし今回もあることないことの証言による聴聞会などを開いて宣伝工作を行い、ウソを百回唱えて真実にしようとする動きは現在も進行中である。

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