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2007年10月28日 (日曜日)

台湾の国連加盟の住民投票、日本人の81%が賛成:台湾メディア(10/27)

一応こいつは記事にしておくか。

台灣入聯公投 81%日人支持(台湾の国連加盟に関する国民投票、日本人の81%が支持) 自由時報(台湾、10/27)

ニュースソースが向こうの言葉なのでざっくり内容を説明すると、台湾政府の行政院新聞局が日本の民間調査機関である中央調査社に委託して、台湾の国連加盟のための国民投票に対する日本での世論調査を行った。その調査結果によると、調査に答えた人の74%が「台湾は国連に加盟すべき」と回答、81%が「台湾名義での国連加盟を決める国民投票を支持する」と答えた、とある。また調査では、89%が日本は国連において各国家の民主的決定を尊重すべきと答え、中国が台湾の国連加盟に反対しているのに対して64%が、日本政府は台湾の国連加盟を支持すべきと答えている。他に、同じく9月に米国のZogby International社に委託して米国で行った調査でも類似の調査結果が出ている。米国人の61%が、「米国政府は台湾による国連加盟を求める動きを支持するべき」と回答、また台湾の国連加盟の国民投票に対し、70%が「米国は反対すべきでない」、中国が台湾の国連加盟申請に圧力をかけていることに対し、52%が「反対を表明するべき」と答えている。

ま、別に台湾の国連加盟に反対しなきゃならん言われはないし。しかし気になるのはネット上日本語のメディアソースを当たる限り、日本国内の世論調査であるはずの上述の結果が全く報じられていないことであろう。まあ相変わらずというか、先日の沖縄宜野湾の集会が11万人だとかいう大ウソ情報はマスコミで大宣伝される一方、こういう結構重要な情報が全く報じられなかったりとかいうこともあるようだ。

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2007年10月 4日 (木曜日)

教科書問題抗議集会、参加人数の怪

再び当施設の記事向けとして素晴らしいネタが投下されたようなので話題に取り上げよう。

沖縄、11万人が訴え 教科書検定「撤回を」 朝日新聞(9/29)
>沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、検定意見の撤回を求める超党派の沖縄県民大会が29日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。参加者は主催者発表で11万人
『集団自決は強制』 削除するな 11万人島挙げて抗議 東京新聞(9/30)
沖縄で抗議集会、「集団自決」検定意見の撤回求める 日本経済新聞(9/29)

集団自決に軍関与、沖縄県民11万人余参加で決議採択
読売新聞(9/29)

なんと11万人、沖縄県民の実に10人に1人。物凄い集会ではないか。朝日新聞始め全国紙メディアがそう言ってる(ただし「主催者発表で」の断りつき)のだから事実に違いない、多分事実だと思う・・・、事実なんじゃないかな・・・、まあちょっと検証してみようw。
各紙の写真だと若干小さくわかりづらいので、テレビ報道からのキャプチャー画像と思われる問題の集会の空撮映像がネット上に流れていたのをちょっと拝借。

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うむ、確かに結構たくさんの人が集まっている集会だ。だけどちょっと待て、集会の大きさをgoogle mapの地図と航空写真で比較してみよう。

宜野湾市海浜公園、多目的広場付近 google map

写真との比較から集会が行われたのは画面中央の多目的広場。この区画に参加した人々はすっぽり納まっている。Google Earthで測ってみればわかりやすいがだいたい160m四方、面積にして25000平方mである。
ここに比較のデータを持って来よう。記憶している人もいるかもしれない、1999年7月31日、千葉市幕張メッセ駐車場特設会場を使い、日本の音楽史上最大の20万人を動員したGLAYのコンサートのデータである。

GLAY EXPO '99 SURVIVAL Wikipedia
>入場者数:200,000人(日本音楽史上最大動員)
>会場総面積:18.5ha(東京ドーム約4個分に相当)
>会場の大きさ:縦700m、横264m

会場面積を比較すると幕張メッセ駐車場は18万5千平方m。前述の宜野湾市海浜公園多目的広場の実に約7.5倍。それが20万人とすると面積比で考えて宜野湾の集会は多くてもせいぜい2~3万人ということになる。

もう一つ、大量の人数を動員するのに必須なのが周辺の交通インフラ。幕張メッセの場合、最寄駅はJR京葉線海浜幕張駅である。京葉線などJRの通勤電車は一両の定員が百数十人程度、京葉線の場合10両編成で電車一便につき千数百人乗れる。コンサート帰りの時間、午後8時台の海浜幕張駅の場合上下あわせて20便程度。つまり一時間に3万人程度というのがこの時間の京葉線の最大輸送能力である。20万人コンサートというとそれでもかなりの大混雑となったわけだが、その日のうちに観客のほとんどはなんとか行って帰ることができたはずだ。しかしこれが鉄道のない場所となるとどうなるか。実は宜野湾での問題の集会が開かれていたのと同じ頃、その比較に非常にもってこいのイベントが行われていた。これだ。

富士F1運営クラッシュ…日本GPでトラブル続出! 送迎バス遅れスタート見れず、“見えない観客席”も  zakzak (10/1)
>トヨタのお膝元・富士スピードウェイ(FSW)で30年ぶりに開催されたF1日本GP(9月28-30日)。懸念されていた交通アクセス問題など様々なトラブルが続発し、30日夜にはFSWの富田務会長と加藤裕明社長の両トップが謝罪会見まで開く異例の事態になった。

9/30に決勝レースが行われた富士スピードウェイでのF1日本グランプリ。決勝レースの日曜日の観客動員数は実に14万人。これまでの鈴鹿サーキットと違い近くに鉄道がない富士スピードウェイでは、沼津市、裾野市、東富士その他周辺地域に多数の送迎バス発着地点と駐車場を用意、日本全国115社3000台の観光バスをチャーターして観客14万人の大輸送作戦に臨んだのである。車だと大型観光バスでも一台に乗れるのはせいぜい40~50人、鉄道なしで運ぶにはこれだけ必要なのである。しかし結果はこの記事の通り困難を極めた。10万人規模の人の移動とはこれほど大変なものなのである。関係のニュース記事を探す限り、付近に鉄道のない宜野湾での集会主催関係者がこのような大規模な人員輸送作戦を実行した形跡が見られない。また宜野湾市海浜公園にはどう見ても富士スピードウェイが用意したのに匹敵するような駐車場設備などない。
えー実は・・・、30日の富士スピードウェイのF1日本グランプリは施設長も見に行ってたのであった。あいにくの悪天候でしたが初めて間近に見るF1マシンの迫力に魅了されました。しかし行き帰りは凄かった・・・。浦安から片道に実に5~6時間、大半は富士スピードウェイ周辺でかかった時間である。

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富士スピードウェイF1日本GPにて、物凄い数のバスが集まる帰りのバス乗り場。施設長撮影(9/30)

結論、日曜のF1を見に行った者の実体験からはっきり断定形で言える。宜野湾での集会参加人数11万人というのは、実数を少なくとも数倍は水増した と ん で も な い 捏 造 報 道 である。


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おまけ:F1日本グランプリ決勝レース後半、トップを快走するマクラーレン・メルセデスのマシン。施設長撮影(9/30)

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