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2008年12月20日 (土曜日)

日米中韓台、歴史教科書比較、日本は最も抑制:読売記事より(12/16)

若干日が経ってしまったがこれは記事にしておく。12/16の読売新聞に興味深い記事が出ていた。紙面のみでネット上にソースはないため、以下はネット上に流れていたキャプ画像である。

081219







米スタンフォード大学アジア太平洋研究センターの名誉教授ピーター・ドウス氏、および研究副主幹のダニエル・スナイダー氏による先の大戦に対する歴史認識問題に関し各国の歴史教科書を比較した研究結果とのことである。その中で、日本は「最も抑制」され、「戦争賛美せず」、「愛国心煽らない」内容である、と結論づけている。これまで日本の歴史教科書が先の大戦で日本が占領地にもたらした苦難に関する事柄に充分な注意を払ってない、近年愛国主義的になっている、などとする批判があったことに対しこう言い切っている。

> スタンフォード大学アジア太平洋研究センターの「分断された記憶と和解」研究は、こうした批判が間違っていることを明らかにした。日本の教科書は愛国主義的であるどころか、愛国心をあおることが最も少ないように思われる。戦争をたたえることがなく、軍隊の重要性を強調せず、戦場での英雄的行為を語らない。物語的な叙述をほとんど省いた出来事の年代記となっている。

そして対照的にその他の東アジア諸国の大半が、歴史教育の基本的役割として民族の自尊心と国民のアイデンティティーの増進を主張しているとしている。韓国の教科書では、民族の自尊心を強調する主旨のあまり他国の教科書では載っているような基本的な出来事が載ってなかったりするような奇妙な結果になっているという。また、中国の教科書が最も愛国主義的で「英雄的な軍事作戦の記述に満ちている」と指摘する。また米国の教科書にも戦勝に酔ったような叙述がある、としている。
読売の記事では最後で日本の平和教育マンセー、の結論にもってっているのは正直よろしくない。近隣諸国のレイシズムや戦争賛美の教育が危険なら、日本の脳内お花畑平和教育も同等に危険なものと認識すべきである。まあ、それにしても日本の歴史教科書への「批判」なるものなど、いかに世の中にはウソ八百が垂れ流されているかということだけは強調しておきたい。

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