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2009年5月28日 (木曜日)

敵基地攻撃「憲法で認める自衛権の範囲内」:麻生首相、国会で言及

北朝鮮が再度の核実験を実施したわけだが、地震観測から初回よりエネルギーは強く、実験は少なくともある一定以上の成功はしたものと思われる。先日のテポドン2はあくまで政治ショーであり、即応性の点からテポドンはそれほど脅威ではない。日本にとって脅威なのはそれより前から実用化し主に日本を標的として既に配備されているノドンミサイルのほうだ。これに核弾頭を搭載できるようになれば、本格的に日本の大きな脅威となる。
さて、それを受けての政府の対応ということで、以下は重要な点なので記事に残しておこう。

麻生首相:敵基地攻撃能力「自衛の範囲内」--参院予算委 5/28 毎日新聞
>参院予算委員会は28日午前、(中略)麻生首相は、北朝鮮のミサイル基地などへの攻撃を想定した「敵基地攻撃能力」について、「他に手段がないと認められる限りで、敵の誘導弾の基地をたたくことは法理的に認められ、自衛の範囲に含まれ、可能だ、というのは1956年(の鳩山一郎首相答弁時)から同じだ。先制攻撃とは違う」と述べた。

まあこういった議論のタブーがだいぶ払拭されるようになったのも近年のことで、一昔前から比べると隔世の感がある。確認しておくと政府見解として敵の核ミサイル基地を攻撃するのは現行憲法でも認められる自衛の範囲内。これは1956年の鳩山一郎首相の答弁で述べた時点から変わらない、「これまで通り」の政府見解として言えること。
いざというときに混乱しないためにも、こういう基本的なことはしっかり押さえておくべきだろう。

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