« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月 2日 (水曜日)

衆院選、「歴史的政権交代」の影で(9/1)

皆さん、選挙は行きましたでしょうか。施設長は前日の29日土曜日に期日前投票をすませて、30日は久々富士総合火力演習に行ってたのだった。
今回民主党の圧勝という結果、まあ他の問題もさることながら歴史問題ほか当施設的な話題に関しては、靖国神社にかわる慰霊施設なるものの建設推進といい、次期首相である党首が「日本は日本人だけのものではない」発言といい、韓国で従軍慰安婦問題なるもので反日デモに参加する議員といい、党の集会では国旗は決して掲揚しない、挙句に先日の「日の丸切り裂き」党旗のことといい、正直言って民主党政権てのは不安がかなり大きいがこうなった以上はしかたがない。今後の動向を当施設では引き続き注意深く見守りたい。
さて、民主党がどう、自民党がどうという以前に近年の選挙で気になること、前回は郵政選挙、自民党の「歴史的大勝」、今回民主党の「歴史的圧勝」。どうも極端な結果になりやすい。これは90年代から導入した小選挙区制によるものだ。小選挙区制を導入すれば政権交代が起こり、日本もアメリカ、イギリス式の二大政党になり健全化すると考えられていた。だが、本当にそれは健全化の方向に進んだだろうか。施設長は日本が二大政党になればよくなるとははっきり言って全然思わない。米英などの場合の二大政党には、その国の社会に宗教や人種の違い、階級社会などのようなものがあるがゆえに成り立っている。その国の事情と理由があって社会が二手に分かれているのだ。日本の場合そのようなものはない。自民党と民主党とで無党派層の票が片方から片方に一気に流れることもある。つまりそれぞれの支持層の階層、社会的立場にさほどの傾向の違いはないのだ。そうなると支持を得るためには二大政党がそれぞれ争うほどに互いに「保守からリベラルまで玉虫色」の「似たようなもの」にならざるを得ない。政治家は具体的な政策議論はそっちのけで人気取りに走ることが多くなりポピュリズムに陥る。近年の政治状況はまさにそれだ。更には始末が悪いのがマスメディア。ハデな政変やスキャンダルが起きた方がマスメディアは視聴率も販売部数も上げられる。それらポピュリズムにブレーキをかけるどころか、これまた具体的な政策議論は知らん顔で、政策とは関係ない話題で世論を煽り立てることしか頭にない。
かつて日本には以前にも小選挙区制だった時期がある。それは昭和初期である。そのときの政党は政友会と民政党の二大政党が成立していた。当時も世界恐慌という世界的大不況の社会不安の中、スキャンダルや政争に明け暮れる政治家は国民の信頼を失い、やがて軍部の介入を許して政党政治は頓挫した。今と当時の政治状況に共通点を指摘する声は多い。

民主圧勝 政権交代―民意の雪崩受け止めよ 朝日新聞社説(8/30)
>小選挙区制のすさまじいまでの破壊力である。・・・

マスメディアははしゃいでばかりいないで、こういうときこそ「過去を反省」したり「軍靴の音が云々」について議論するべきところじゃないのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »