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2012年6月30日 (土曜日)

南鳥島沖の深海底に大規模なレアアース鉱床:日本のEEZ内(6/28)

とりあえずよいニュースか。

南鳥島近くにレアアース鉱床、年消費の220倍 (読売新聞,6/29)
>LED照明や液晶テレビなどの部品に使われるレアアースを豊富に含む泥の鉱床が、小笠原諸島・南鳥島近くの海底にあることを、加藤泰浩・東京大学教授らの研究グループが発見した。
>日本の排他的経済水域(EEZ)で大規模なレアアース鉱床の存在が明らかになるのは初めて。資源量は、少なくとも日本の年間消費量(約3万トン)の220倍以上と見積もられるという。

LEDや液晶テレビやハイブリッド車など日本のハイテク製品の重要部品の原料となるレアアース、ご存じの通り、一昨年の尖閣諸島沖中国漁船衝突事件の際、中国漁船船長を拿捕した報復措置とみられる中国産レアアースの日本向け輸出停止騒ぎがあった。あの騒ぎでレアアース資源のほとんどを中国に依存していることが問題視された。そのレアアース資源が南鳥島沖の日本のEEZ(排他的経済水域)内の深海底に莫大に埋蔵されていることが今回わかった。その量は推計では日本の年間消費量の200年分以上だと言う。
もちろん、日本に希望を持たせる大変よいニュースである。是非、海底からの採掘技術開発を進めて実用化をめざしてもらいたい。ただまあ、今回大々的にマスメディアが伝えているこのレアアース資源問題、一昨年の中国の輸出停止騒ぎのときもマスメディアが「日本の製造業は中国に首根っこをつかまれている!」と大騒ぎしたが、マスメディアが言うほどではないということだけ付け加えておく。
確かに、現在日本で消費されるレアアースのほとんどを中国からの輸入に依存しているというのは事実である。が、実はそれはレアアース資源が「地球上で中国でしか産出しない」ことを意味するものでもなんでもない、ということだ。世界の埋蔵量としては、北米、南米、中央アジアなどでも実は産出する。だが、中国産レアアースがアホみたいに安いため、中国以外のレアアース鉱山が閉山に追い込まれてしまったというだけのことだ。中国が輸出を止めても、金さえ出せばレアアース資源が全く手に入らなくなるわけではない。実際一昨年以降、以前に閉山したレアアース鉱山や、新たな鉱山を開発することにより、中国依存を脱却する取り組みがすでに世界各地で顕在化しているという。
なので、レアアース問題について決して過度に焦る必要はないとは思う。ただ、そもそも日本は陸地面積が狭く資源が乏しく、近代以降石油や鉱物などの資源を輸入にたよる境遇と長年苦闘してきたわけだが、実は世界第6位という海洋面積を持つ「海の大国」である。日本の広大なEEZ内には今回発見されたレアアースのほか、天然ガスやメタンハイドレートなど将来の実用化が期待される天然資源の埋蔵がすでに指摘されている。これらの海洋資源探査・開発に乗り出す動きが今回のようなニュースを機にさらに活発となることにぜひ期待したい。

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2012年6月27日 (水曜日)

「日本に神のご加護を」、技術者が製品に印字:台湾ASUS社製マザーボード(6/27)

製品が公表されたのは何日も前のようだが記事にしておきたい。

台湾製パソコン基板、小さな字で「日本に神のご加護を」 (産経新聞,6/27)
>私たちの知らないところで、私たちの知らない人が、私たちが遭遇した困難のために祈ってくれている。東日本大震災に際して、世界中の人々から多くの救いの手が差し伸べられたことは記憶に新しい。が、私たちが知らないこんな話もあった。(フジサンケイビジネスアイ)

台湾ASUS社製のPC用マザーボードに「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」と印字されていたニュースが話題になっている。産経のソースによれば、ASUS社も日本から問い合わせがあるまではこの事実を認知していなかったらしい。ASUS社によれば、印字は同社の技術者が独断で行ったことで、誰かは特定できていないがたぶん日本の一日も早い復興を祈ってやったのだろうとのことで、会社側は黙認しているそうである。
問題のマザーボードの印字だが、別のニュースソースに写真もある。

[COMPUTEX]LGA2011&LGA1366ツインソケットの「Danshui Bay」はSandy Bridge-EP対応。ASUS「R.O.G.」イベント詳報  (4Gamer.net,6/6)

記事の中に写真があるのでご覧いただきたい。

ああくそ、ついこないだSandyBridge-EPのひとつ前の世代のCPUでPCを作ったばかりだったが、このマザボーでもう一台作りたくなってしまうではないかw。
ともあれとても素敵なニュースでした。ありがとう、台湾にもぜひ神のご加護を。

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