2006年7月30日 (日曜日)

テポドン2号は発射直後に墜落していた:日米政府分析

いかん、このところの多忙につき、しばらく更新が止まってしまってました。しかし、テポドン発射と安保理決議、自民党総裁選、そしてあからさまなまでのタイミングで昭和天皇メモですかい。こういうときに限って次から次へいろいろな事件が起きてくれるよ全く。まあそれぞれのニュースについては順次触れていくことにしよう。

テポドン2発射直後墜落、基地数十キロ内に…政府分析 読売新聞(7/30)

これにしたって、施設長は一ヶ月以上前から、今日は撃つか今日は撃つかと待っていたのだが、なかなか撃たない「撃つ撃つ詐欺」(笑)。挙句撃ったらこのざまかよ。合計7発。まあ、テポドンのターゲットは(努力目標だが)アメリカで日本ではない。今回何発も撃ったノドンは紛れもなく日本を標的としたミサイルで、日本的にはむしろノドンあたりはしっかり撃てる能力が証明されたこと、これははっきり脅威として捉えるべきである。
今回のミサイル発射の動機は、アメリカの金融制裁を解除させるため、アメリカを交渉の席につかせようとしたもの、とよく言われている。実際2,3日前の報道でも、北朝鮮は6カ国協議再開の条件として、金融制裁の解除を要求してきている。

北朝鮮「6カ国協議再開、金融制裁の解除が先」 日本経済新聞(7/28)

テポドン2号が失敗することはおそらく北は最初から予想していたのではないか。だから最初は「撃つ撃つ詐欺」でなんとかと思ったがアメリカ他どこも動じない。しかたなく撃ってテポドンは大コケするが、そのためノドン他のミサイルも撃った。そんなところだろう。結果はもちろん逆効果としか言いようがなく、上述のソースの通り中国までも金融制裁に加わり、日本も来月北朝鮮の資産凍結と送金停止を実施する。撃てばそれも予想の範疇という気がしなくもないのだが、それでもポンコツミサイルを撃たなきゃならなかったのだから、北が今いかに必死すぎな状態になっているかが想像できる。
要するに、経済制裁は効くということだ。

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2006年4月18日 (火曜日)

「日本は見すてない」:拉致問題で政府ポスター作成

今日のネット上は、もうひとつ竹島近海の海洋調査の件の方が大きな騒ぎとなっているが、そちらについてはもう少し展開を待つとしよう。今日はこちら。
政府は17日、北朝鮮による日本人拉致問題の解決への意志を表すポスターを作成した。政府が拉致問題で広報ポスターを作製するのは初めて。20万枚作成され、全国の地方自治体や交通機関、学校、空港などに張られるという。

「日本は見すてない」――拉致問題でポスター20万枚  読売新聞
「拉致 日本は見捨てない」 政府が初の広報ポスター 朝日新聞

政府もここまでやるようになったかというところだが、ただ一言言えば、ここまで時間がかかりすぎである。政府として北朝鮮による拉致をいつ頃から認識していたか、少なくとも今から18年前の1988年にははっきり認識していたのである。1988年3月26日参議院予算委員会の議事録には閣僚、政府要人の発言として以下の記録がある。

「昭和五十三年以来の一連のアベック行方不明事犯、恐らくは北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚でございます。解明が大変困難ではございますけれども、事態の重大性にかんがみ、今後とも真相究明のために全力を尽くしていかなければならないと考えておりますし、本人はもちろんでございますが、御家族の皆さん方に深い御同情を申し上げる次第であります。」梶山静六国家公安委員長(当時)

「ただいま国家公安委員長が申されたような気持ち、全く同じでございます。もし、この近代国家、我々の主権が侵されておったという問題は先ほど申し上げましたけれども、このような今平和な世界において全くもって許しがたい人道上の問題がかりそめにも行われておるということに対しましては、むしろ強い憤りを覚えております。」宇野宗佑外務大臣(当時)

「まず、一連の事件につきましては北朝鮮による拉致の疑いが持たれるところでありまして、既にそういった観点から捜査を行っておるわけであります。」城内康光警察庁警備局長(当時)

今にしてこの発言を読むと、「そこまでわかってたんなら・・・」という印象である。ちなみにこれは87年11月、大韓航空機爆破事件の犯人である金賢姫容疑者が「自分の教育係は拉致された日本人」と発言し話題となった4ヶ月後のことである。当時週刊誌などではある程度、「日本海側で多発するアベック失踪事件は北朝鮮による拉致?」といった程度の記事はあったが、上述の国会答弁があったことはマスコミはなぜかほとんど報じられなかった(蓮池透著「奪還-引き裂かれた二十四年-」によれば、全国紙では日経が夕刊でベタ記事。朝日、毎日、読売は一行も報じず、蓮池氏自身がこの国会答弁のことを知ったのは何年も後のことだったという)。
まだ帰らぬ拉致被害者を一刻も早く取り返すことが最重要として、拉致問題がなぜここまで時間がかかったのかの議論も必要である。

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2005年6月22日 (水曜日)

日本の対北援助食糧横流しの実態

NGO(非政府組織)「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」は、21日ソウルで記者会見し、日本が北朝鮮に援助した米が、北の一般国民に渡ることなく横流しされて高値で売られているとして、その映像を公開した。この援助米は、昨年5月小泉首相が2度目の訪朝のとき表明した「25万トンの食糧援助」の一部とされている。

RENK速報 No.8(2005年 6月21日)
北朝鮮民主化目指す脱北青年が激写した北朝鮮内部画像
日本の対北援助の実態が初めて映像に!
  RENKのWebサイト(URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/renkflashno8.htm)より

日本の援助米が市場で売られる映像米の袋にWFP(世界食糧計画)の紋章と日の丸が写っている 同、RENKのWebサイト(URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/renkflashno8.htm)より

これまでTVなどでも、海外からの北朝鮮への援助食糧が、横流しされている映像は報道されていたが、日本の援助物資が写っているものは初めてなので、今日の話題とした。
この情報によれば、米は1kgあたり1,000ウォン(名目上の月収の3分の1)という額で売られていたそうである。RENKとしては、「丸投げ方式」の日本政府や国際機関を批判している。まあそれもそうかもしれんが、それにしても自国民が飢えてここ十年くらい大量の餓死者を出しているこの期に及んで、国の食糧難を改善することなんか頭になく、タダでもらったものに高額の値段をつけて金を儲けることを考える北朝鮮当局関係者ってのも大した神経だぜ・・・。まさに想像の斜め上をイってしまってる国である。

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2005年5月 8日 (日曜日)

米、北朝鮮の核実験阻止へ先制空爆をすでに計画

連休が仕事で全壊の施設長です(泣)。更新が滞る間にまたかなり強烈なニュースが飛び込んできたようだ。一昨日、アメリカの偵察衛星の情報から北朝鮮で核実験の準備を始めていると伝えられたが、これに対し米軍が核実験阻止のための先制空爆計画をすでに立案していると米NBCテレビが伝えた。

米、北の核実験阻止へ先制空爆立案 産経新聞(5/7)

米軍、北朝鮮の核実験阻止へ空爆計画立案・NBC報道  日本経済新聞(5/7)

まあ例えば大量破壊兵器を開発・保有している疑い(しかも結局占領してみたら見つからず)だけでイラクのフセイン政権は滅ぼされた。一方あからさま核保有を宣言し、いよいよ核実験準備か?と言われている北朝鮮。まあはっきり言ってもし北朝鮮が産油国だったら、イラクよりとうの昔に米軍に瞬殺されていたことだろう。しかし、油は湧かずとも核実験を実際にやるとなるとさすがに話しがここまで来てしまったようだ。
にしても、堂々と核保有を宣言し核実験を準備している日本の近隣国北朝鮮なわけだが、これに対し日本国内の反戦反核団体はどうしているのだろう。
ちなみに、以下は一昨年都内で行われたイラクへの自衛隊派遣に反対する反戦デモのようである。

http://www.mkimpo.com/diary/2003/xmas_mission_2003.html

ところで、「一部のプラカードのメッセージには私は必ずしも賛成できません。」って・・・、ん?ちょっとまて、この写真の中にある一枚(右側上から6枚目)を拡大させていただく。

Image2








・・・。これが日本国内の「反戦」団体の実情のようである。

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2005年5月 1日 (日曜日)

<日本人妻帰北>平壌行き、北朝鮮が説得か 瀋陽の領事館で

そういえば、当施設でまだ話題にしていない国があった。一番キチガイ度は高いのにね。(:p
今日は遅ればせながら初登場、北朝鮮関連のニュースより。

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<日本人妻帰北>平壌行き、北朝鮮が説得か 瀋陽の領事館で Yahoo!Japanニュース(4/30)

北朝鮮を脱出して日本に帰国したが、再び北朝鮮に戻った元日本人配偶者の平島筆子さん(66)が「長男の嫁に会う」と言って中国東北部・遼寧省瀋陽に渡った直後、北朝鮮側の指示で北朝鮮総領事館に連れて行かれたことが29日、中朝関係筋の証言で分かった。・・・
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先日TVのニュースで瀋陽で、また平壌に戻っての記者会見の映像が流れていたが、一言で言ってあんなおぞましい映像も珍しい。日本に行ったのはだまされたため、などという話しが書かれた紙を読み上げさせられ、最後に「金正日将軍マンセー!」。このとき涙声になっていたが、もちろん「北朝鮮に戻れて嬉しい」表情などにはとても見えなかった。昨日のこのニュースで、日本人妻の平島筆子さんが「家族に会うため」中国の瀋陽入りしたとき、北朝鮮側関係者が接触し、そのあと北朝鮮総領事館に連れて行かれたことがわかったという。ちなみにテレビ朝日の「報道ステーション」で、東京都内の平島さんの残された部屋のようすが取材されていたらしい。なんでも冷蔵庫に食品も残したままで、そのまま北に戻ってしまうつもりだったとはとても考えられない状態だったという。これは北朝鮮に残る子や孫の身の安全のことで脅され、拉致られたと考えてほぼ間違いないだろう。
拉致被害者の曽我ひとみさんが日本への帰国を果たした後、まだ北朝鮮に残る夫ジェンキンス氏との再会の場所を当初中国で、という話しになりかけたのを曽我さんが強く拒否したことを思い出す。ジェンキンス氏は2回目の日朝首脳会談のとき、小泉首相が平壌でジェンキンス氏と直に会って「あなたの身の安全は私が保証する。」と言ったときでさえも、頑なに「私は日本には行けない」と言っていた。が、結局再会の場所はインドネシアとなり、北朝鮮関係者を排除しての再会をしたところ、ジェンキンス氏はついに「本当は日本に行きたかった」と心中を告白、子供達とともに日本へ渡ることに成功したのである。
被害者の自由と安全の確保にはよくよくの配慮が必要だったということなのだが、これは帰国したあとでもである。ジェンキンス氏のケースはその成功例だが、平島さんのケースは失敗例というしかない。

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